心から心をつないで-地球救援募金強化月間-全国一斉托鉢始まる
今月 十二月は、全国一斉托鉢の月です。
天台宗では「地球に慈愛の灯を!」をスローガンに、毎年全国で「天台宗全国一斉托鉢」を展開しています。十二月一日には天台宗と総本山延暦寺をはじめ、各天台宗教区・寺院で托鉢を行います。皆さまの浄財をお待ちしています。
お釈迦様が托鉢をしていたとき、農夫から「人に恵んでもらわずに、自分で耕して食べろ」と言われ、お釈迦様は、「信仰が種であり、修行は雨、智慧が人々の心を耕し、全ての苦悩からの解放を実らせます。私は、托鉢をすることで、信仰の種をまき耕しているのです」と答えたといいます。
このことは、托鉢が、執着を越え、衣食住に「少欲知足」を旨とし、人々が僧侶に金銭や食物を施す善根(布施・財施)を積ませる尊い行為であることを教えています。また托鉢は、僧侶が在家者に法を説く布施(法施)と一体になっています。
天台宗では、皆さまが喜捨された浄財を、社会福祉施設やNHK歳末助け合いなどに寄託しております。
また本年は、天災により、被災された方々への救援募金も併せて行います。長期にわたって実施することのできるよう今月十二月中を「地球救援募金強化月間」と定めています。ご協力をお願いいたします。